静止画の綺麗な撮り方

静止画の綺麗な撮り方

筆者の作品は、アニメーションよりも静止画にこだわっています。
作品のクオリティがより高く見えるような静止画の撮り方を簡単に紹介します。

構図について

  1. Blender作品に限らず、通常の写真撮影でもそうですが、写真には美しく見える構図があります。(参考:写真撮影が上手くなる!構図の基本テクニック12選)
    1. 日の丸構図、二分割/三分割構図、対角構図、放射構図…などなど
    2. 筆者の作品は「三分割構図」の交点に、もっとも見せたいもの(タルト)を置いています。
      teaparty_kozu.png

カメラ設定について

  1. 構図を決めてカメラを置いたら、カメラの「データ」タブを開きます。
  2. 「レンズ」プロパティ、「被写界深度」プロパティなどを変更していきます。
    1. 「レンズ」プロパティ->焦点距離では、カメラの焦点距離(画角)を設定できます。(参考:Lens 2.7)
      焦点距離の値が小さくなると広角に、大きくなると望遠になる…というイメージ(あくまでイメージ)です。
      視野角を広くし、できるだけたくさんのものを視界に入れて撮りたい場合は広角に、
      視野角を狭くし、ある1つのものに焦点を合わせて撮りたい場合は望遠にするとよいでしょう。
    2. 「被写界深度」プロパティでは、いわゆる「ボケ」を表現するための設定ができます。(参考:Depth of Field)
      焦点をあるオブジェクトに合わせたいときは、「焦点」プロパティに対象のオブジェクトを設定してください。
      「絞り」プロパティは、絞り値を小さくすると被写界深度が浅くなります(=焦点付近以外はボケる)。
      反対に絞り値を大きくすると被写界深度が深くなります(=焦点付近以外もピントが合う)。