ライティング/レンダリング
ライティングのポイント
- 筆者の作品のように「室内」をイメージした作品であれば、ライトの設定を「エリア(面光源)」にし、通常の部屋と同じように天井(部屋の上部)から室内を照らすようにするとよいでしょう。
- 「アンビエントオクルージョン(参考:Blenderの使い方|ライティング編|アンビエントオクルージョンについて解説」をオンにすると、間接光表現ができ、簡易的なグローバルイルミネーション(大域照明)を表現できます。
また、物体によってできる影が柔らかくなるので、現実世界に近い光の表現ができます。
筆者の作品を見ると、影が非常に柔らかくなっているのがわかると思います。
ただし計算量が増えるため、レンダリングにかかる時間は増大します。
レンダリングのポイント
- レンダリングエンジンのプリセットには「Blenderレンダー」「Blenderゲーム」「Cyclesレンダー」の3つがありますが、最もフォトリアリスティックなレンダリングができるのが「Cyclesレンダー」です。筆者もCyclesレンダーを使用しています。
ただし、リアルな分計算量が多いため、レンダリングの時間も長くなります。
- レンダリング時に忘れやすいポイントについて
- 再分割曲面(Subdivision surface)モディファイアの設定時に、「細分化」の項目で「ビュー」と「レンダー」の2つがあると思います。
「ビュー」は3D View上の、「レンダー」はレンダリング時の細分化具合の設定です。
「ビュー」の部分だけ増やして、「レンダー」は変更しないままにしておくと、レンダリング結果がイメージと違うものになることがあるので注意してください。
- ツールシェルフ(画面左側)に「シェーディング」という項目があります。設定には「スムーズ」と「フラット」がありますが、なめらかにしたい物に対しては「スムーズ」を設定してください。
フラットシェーディングにすると、レンダリング時にも角ばってしまいます。