オプティカルフロー検出

オプティカルフロー検出

時間相関イメージセンサと荷重積分法を用いることで、シングルフレームでのオプティカルフロー検出を実現しました。

従来は、フレーム間の対応点問題を解くかフレーム間差分を微分近似していましたが、露光時間を陽に定式化に取り込みこれを解決しました。

近年の高速化や多重解像度解法によりフレーム間差分の近似は解決されつつありますが、高解像度化によるデータ量の爆発で転送レートと処理速度が問題になります。

提案法はGPUによりVGA+(640×512)で2.5ms、SXGA(1280×1024)で7.5msでの計算が可能になりました。



[参考文献]

魏 大比, マズレル ポル, 栗原 徹, 安藤 繁, “複素正弦波変調撮像法に基づくオプティカルフロー推定”, 電子情報通信学会和文論文誌D, Vol. J90-D No.8 pp.2009-2018, 2007

栗原徹, 安藤繁, “時間相関イメージセンサを用いた荷重積分法によるオプティカルフロー検出とGPUによる高速化,” 電気学会全国大会, pp.170–171, 2013